プレスリリース

ビザスク、住友商事と共同で量子コンピュータのグローバルネットワーク運営を開始 〜QX(Quantum Transformation)を起点としたイノベーション創出へ〜

「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションにグローバルなナレッジプラットフォームを運営する株式会社ビザスク(以下、当社)は、この度、住友商事株式会社(以下、住友商事)と協同で、グローバルなQuantum Transformation(以下、QX)ネットワークを組織し、量子技術を起点としたイノベーション創出を目指す取り組みを開始いたします。

◆背景
当社は新規事業開発、DX推進、海外進出など様々な取り組みに「その道のプロ」である個人の知見をマッチングするグローバルなナレッジプラットフォームを運営しており、2021年11月末現在、国内外あわせて45万人超の知見データベースを活用したマッチングサービスを展開しています。
業界・業務における個人のリアルな経験に基づく社外の知見・一次情報にアクセスできることから、変革に挑む企業に活用いただいており、1000を超えるクライアントの事業創出を支援しております。
●ご支援事例:https://visasq.co.jp/case

住友商事は2021年3月に量子技術による社会変革を目指す「Quantum Transformation (QX) プロジェクト」を発足し、広範な事業領域を持つ総合商社として、量子技術による社会変革のリーディングカンパニーを目指し国内外の産官学のパートナーとともに発展途上にある量子コンピューティング領域の成長と活用を探索しています。
既にイスラエル発の量子テックスタートアップClassiq社に出資する他、米国OneSky Systems社、東北大学と連携、多数のエアモビリティをリアルタイム制御する量子技術を実証し、国際会議で発表する等国内外でQXに向けた活動を推進しています。

◆本取組みの内容
当社と住友商事は、2021年の企業内DX推進コミュニティ共同運営に引き続き、今後益々注目され、イノベーションのトレンドとなる量子コンピュータ領域において、国や組織を超えて取り組む「グローバルQXネットワーク」を共に運営することとなりました。
両社の連携によって、ビザスク及び子会社であるColeman社の有するグローバル45万人超の有識者と、住友商事の有する国内外量子関連有力団体ネットワークとの繋がりを活用し、QXを推進する双方向型のウェビナー開催を中心に、グローバルなQXネットワークを構築します。そして参加者と共にこれからのQXのあり方を考え、10年後・20年後を見据えたグローバルな情報共有と量子技術によるオープンイノベーション推進に取り組んでまいります。

◆住友商事からのコメント
住友商事株式会社 常務執行役員 DXセンター長
芳賀 敏 氏
2019年に100周年を迎えた当社にはグローバルに展開する約1,000社の連結会社を通じ10万社を超えるお客様とのビジネス現場があります。2020年より量子技術による社会変革、新産業創造プロジェクト「QXプロジェクト」を設立、住友の精神である企画の遠大性・進取敢為を体現しております。当社ではQXを量子技術による既存事業の効率化、合理化に留まらず、非連続な業界横断型の新事業創出までも含めた概念と捉え提唱しています。例えば、本日時点では未だ私達の頭上を空飛ぶクルマが往来する景色は見られません。しかし遠くない将来にそのような未来を安心・安全・確実な社会インフラとして実現すべく、量子コンピュータによる空飛ぶクルマの交通制御の性能向上等に世界に先駆けて挑戦しています。

ビザスク社との取り組みを通し、同社登録エキスパート、そして本ネットワークに参加の皆様と共に、QXを通じたオープンイノベーションを推進できることにワクワクしております。ビザスク社におかれては、スポットコンサルティングという業態のパイオニアとして、個の持つ力を社会に解き放つという実にイノベーティブな取り組みを推進されていると存じます。同社と当社による本取組が、日本経済の再興、及びグローバルな産業発展、ひいてはサステイナブルな社会への貢献の一助になれば幸いです。

◆3月10日(木)にキックオフセミナーを開催
2022年3月10日(木)には、米国大使館 商務部のご後援のもと量子コンピューティング分野のグローバルトップランナー2名をお迎えしたキックオフセミナーをオンライン開催いたします。
量子技術先進国である米国の量子テックスタートアップZapata Computing CEOの佐保井氏と量子コンピューティングの社会実装分野に深い知見を有する寺部氏によるご講演とディスカッションにより、QXの最新トレンド理解、未来の可能性を模索するコンテンツとなっております。

【セミナー概要】
タイトル:日米量子コンピューティング最前線 ~あらゆる事業を変革する、QXの可能性~
共催:株式会社ビザスク、住友商事株式会社/MIRAI LAB PALETTE
日時:2022年3月10日(木) 16:00-18:00
開催方法:zoomによるオンライン開催
対象者:量子コンピュータのビジネスへの活用/米国最新トレンドにご関心をお持ちの方、新規事業、海外事業、経営企画、研究開発を担当されている方
詳細・お申込み:https://visasq.co.jp/seminar/sumitomoqx0310/

【登壇者情報】
佐保井 久利須 氏
Ph.D, J.D.
Zapata Computing CEO, Founder and Director

2017年Zapata Computing設立と同時に代表取締役社長に就任。医学、生化学、コンピューターサイエンスの分野で論文を発表しており、機械学習、生物学、化学が交差する分野における研究およびビジネスに強い関心を持つ。Apple社のSiri開発に使用されたAIベースの自然言語インターフェース技術であるAAOSAの最初の発明者。日産自動車でビッグデータ解析を担当。複数のテクノロジー企業を設立し、CEOとして被買収とIPOを果たした経験を持つ。米国量子経済開発コンソーシアム(QED-C)の理事を務める。また、弁護士の資格を持ち、米国法曹協会ではビッグデータ委員会副委員長を兼任。人工知能、ビッグデータ、情報セキュリティ、データプライバシーをめぐる責任問題の法律専門家であり、これらのテーマに関する継続的な法律教育コースで講義や指導を行なっている。日本国籍を保有しており、日本語、英語、その他複数の言語に精通。

寺部 雅能 氏
住友商事株式会社 QXプロジェクト代表
東北大学大学院情報科学研究科 客員准教授

社会とテクノロジーの交差点に立ち、新たな価値の創出に挑戦し続ける元エンジニア・研究者。 量子コンピューティングの社会実装分野で数多くの世界初実証、社外発信・連携、知財創出、論文出版、コンソーシアム活動の経験を持つ。著書「量子コンピュータが変える未来」他。

■セミナー内容(120分)
・ビザスク ご挨拶(10分)
・米国大使館 商務部 ご挨拶(5分)
・寺部氏ご講演「量子コンピューティングの社会実装に向けた挑戦」(20分)
・佐保井氏ご講演「Zapataの量子対応ソリューション~最適化問題から化学シミュレーションまで~」(20分)
・対談「日米量子コンピューティング最前線」佐保井氏×寺部氏(30分)
・Q&A(25分)

【お申込みについて】
以下URLよりアクセスいただき、必要事項を記載の上、お申込みください。
https://visasq.co.jp/seminar/sumitomoqx0310/

■ 株式会社ビザスク
「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに、世界中のイノベーションを支えるナレッジプラットフォームを運営。国内外45万人超の知見データベースを活用し、新規事業開発における業界研究やニーズ調査、人材育成、グローバル進出等、様々な課題の解決に、テクノロジーと高度なオペレーションで個人の知見をピンポイントにマッチングしている。2019年、2020年の「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast 500」を連続受賞する。2020年3月10日、東証マザーズ上場。2021年11月1日、米国同業のColeman Research Group, Inc.を買収。

会社名:株式会社ビザスク
所在地:〒153-0042 東京都目黒区青葉台4-7-7 住友不動産青葉台ヒルズ9F・10F
設立日:2012年3月19日
代表者:代表取締役CEO 端羽 英子
事業内容:ビジネス領域特化の日本最大級(※)のナレッジプラットフォーム の運営、新規事業創出/組織開発支援 (※アドバイザー数において(45万人超 2021年11月時点))
証券コード:4490(東証マザーズ)
U R L :https://corp.visasq.co.jp/

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